【行政書士試験】重要過去問題集新着記事
【行政書士試験】重要過去問題集の新着記事のご案内です。
今回のテーマは、総則編の意思表示。
行書試験ではそれほど沢山過去問が存在する分野ではありません。
重要度の割には出題はそれほど多くありませんね。
しかし、民法を理解する上ではとても大切な分野です。
民法全体の理解に関わってくるので、たとえ出題される可能性が低いと思われる年度であってもしっかり理解しておく必要があるテーマです。
今回は平成20年第27問の「虚偽表示」の問題と平成25年第27問の「錯誤」の問題です。
両問とも、1つテーマについて5肢全部を使って網羅的に聞いてくるという行政書士試験の特徴がよく表れた出題となっています。
条文だけでなく結構細かい判例の理解も必要ですね。
また両方とも、最近民法では多用されている組合せ問題となっています。
問1の虚偽表示の問題では、肢イは当然✕と判断できないといけません。
したがって、エとオについて〇✕の判別できるかが正解できたかどうかの決め手となります。
問2の錯誤の問題では、肢イと肢ウが✕と判別できるかが求められています。
肢ウは当然知っておかないといけない判例知識。肢イは常識的に判断して欲しい問題です。
意思表示の問題は古い過去問までさかのぼっても、平成14年第27問、平成8年第27問、昭和62年第33問と数が多くありませんので、他の問題集などで補っておくべきでしょうね。
(マナリブ編集長kenshow)
民法基礎コース新着記事
民法基礎コースの新着記事のご案内です。
今回は「概論」最終回となります。
テーマは「3つの能力概念と無効・取消し」です。
3つの能力概念とは、「権利能力」、「意思能力」、「行為能力」のことです。
この3つの能力概念は、民法を理解する上で大前提の概念です。
当初は、「無効・取消し」とは別テーマにする予定でした。
ただ、ケーススタディで勉強していこうという民法基礎コースの構成からすると、具体例を出している必要があります。
そうなると、結局、
意思能力がない場合⇒無効
行為能力がない場合⇒取消し
という事例が登場することになり、「無効・取消し」についても説明をせざるを得なくなります。
そこで、連続した説明としました。
これで民法の理解の前提となる概念について終了です。
次回からは、民法総則の内容に入っていきましょう!
マナリブ編集長kenshow